慢性疲労症候群

慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群という言葉を、聞いたことはありますか?
現代人は、朝早く起きて、夜遅く帰って・・仕事に種類によっては、休む間もない日が続き、オフィスではパソコンに一日中向かい、営業で一日中歩きとおしたり、家にいても、親の介護をしたりと、することが山積みです。

そんな毎日の中で、なんとなく疲れやすかったり、不眠、頭痛や、集中力がなくなってきたり、関節が痛いなどで、風邪かな?と思う症状が出てきたら、慢性疲労症候群の可能性があります。

 

慢性疲労症候群の「症候群」という言葉は、一般的に言うと原因不明であり、いくつかの特徴的な症状が起こるという病気のことです。
本当に、現代病ということで、心理的原因や身体的原因でこれというものもなく、筋肉、神経の障害もないのに、激しい倦怠感が長く続いたり、体に疲労感を訴えるものです。

専門家によっても色々な見解があるため、病気にかかる率でもばらつきがあります。
主に、女性で20歳代から40歳代に発症が多いということで、細かい原因については、アレルギーやウイルス感染、その他心理学的要因や免疫学的異常などが絡み合っているようです。

長時間の強い疲労感は、とても苦しいものがあることでしょう。
そして、困ったことに、休息しても、疲労感が改善しないという困った点があります。

この病気に共通しているのは、リンパ節の腫大ということです。
急性に、前にあげた症状のほかに、微熱やのどの痛み、睡眠障害、筋肉痛、集中力低下、記憶障害なども含めてあらわれて、それが続いていくことになります。

疲労のメカニズム

人は、毎日続く労働や介護や育児のなかで、だんだんと疲れてくるものです。
さて、疲れてくると私たちは、色んな機能に変化が出てきます。

体全体をつかさどる自律神経系に異常が起きたり、疲れると普通に、動作が緩慢になり、行動量が低下するものです。
あとは、緩慢にともない、刺激に対する反応時間が遅くなります。

疲労には、一般的に二つあり、肉体の疲労と、精神の疲労があります。
肉体の疲労は、運動や労働などにより、活性酸素が筋肉で生産され、その結果筋肉組織が損傷を受けます。

損傷を受けた部分の回復に、筋肉でサイトカインという物質が作り出されます。
その生成や、脳に運ぶときに、代謝や神経伝達の異常がおこり、疲労を感じることになります。

病は気からというように、精神的な疲労が、肉体に影響を及ぼすこともあります。
体が疲れていても、心が元気だと、回復も早いものです。

精神的な疲労も、同じ仕組みです。
これは、シナプスという、神経組織をくっつけているものが傷つくからです。

今までは一般的に、疲労の原因物質は乳酸で、筋肉にたまるから疲労を感じるといわれてきましたが、この説は最近なくなってきています。
乳酸は、脳神経系では重要なエネルギー源であり、疲弊した筋肉の回復を早くする物質ということがわかってきました。

今までの常識が、科学の証明により、どんどん変わってきています。
豊富な情報を的確に取り入れて、自分の体に向き合っていくことが、大切ですね。

疲労の原因

専門的に、疲労がたまりやすいと思われるライフスタイルですが、総合的にみてみると、一生懸命働く人に多いことがわかります。
会社の仕事が忙しく、残業や休日出勤が多く、休日もゆっくりと休むことが出来ない上に、仕事がある程度できて、良い人だから、頼まれごとをイヤと言えない・・。

そして、この会社のためには自分がいないと・・という責任感が強く、会社のためであればと、毎朝早く出勤し、空調の強い、夏は冷房が強く、冬は暖房が暑いくらいのところで働いている。
お酒をよく飲み、疲れは少し休めば取れると思っている・・という方が、知らず知らずのうちに疲れが溜まっているのです。

ご自分にあてはまるところはありますか?
いや、当てはまるということより、今の日本人は、このパターンの方が多いのではないかと思います。

とても立派なことです。
しかし、これは、長く続けることは、疲労をためざるを得ません。

何か、創意工夫が、本当に必要なのではないでしょうか。

 

また、精神的な面で、几帳面な方が、やはり疲労が多いとされています。
責任感があり、完璧主義なところがあり、常に気を保ち、人が好きなのだけれど、人にどう思われているか気になり、人に弱みを見せたくないため、負けず嫌いで、本音をなかなか出さない方。

取り越し苦労が多く、何かする前から不安になり、自分の人生に自信が持てない方。
当てはまれば、やはり疲労がたまっていることになります。

自分の声を聞きとり、自分の体を調節していくことが大切ですね。

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